今回で8回目の開催となった「ツアー・オブ・ジャパン いなべステージ」。
午前9時30分ごろに、北勢町の阿下喜駅前から選手たちがスタートしました。
いなべステージでは、1周14.8キロメートルの周回コースを8周、
総走行距離127キロメートルを走ります。
県道107号沿いは、ロードレースの迫力が味わえるスポットです。
手の届きそうな近い距離を、選手たちが一瞬で駆け抜けていきます。
メイン会場の梅林公園では、いなべ市の魅力を知ってもらおうと
観光協会や地元の団体などによる飲食や物販のブースが並びました。
多くの人が足を運び、レース観戦と合わせて楽しんでいました。
梅林公園を抜けた先に待ち受けるのが、いなべステージ最大の難所である激坂「いなベルグ」です。
選手たちは苦しい表情を見せながらも、次々と登っていきます。
この日は30℃越える厳しい暑さの中でのレースとなりました。
序盤は牽制状態が続くも、3週目で6人の選手がアタックを決め、逃げ切りを図ります。
しかし、再び後方集団に飲み込まれ、レースは終盤戦に。
ファイナルラップで二人に絞られた優勝争いは、
JCL TEAM UKYOのアレッサンドロ・ファンチェル選手が
ゴールスプリントを制し、ステージ優勝を果たしました。
また、ホームステージチームのキナンレーシングチームは、
ネイサン・アール選手が5位でフィニッシュ。
閉会式では、サポーターから次のレースに向けて声援がおくられていました。