四日市市を中心に県内でいけばなの教室を開く池坊四日市支部は、
会員の作品を披露する場として2年に1度、展覧会を開催しています。
今回のテーマは、「伝えたい花ごころ あなたへ…あなたへ」です。
四日市支部が築いてきた伝統を未来へ受け継いでいこうという思いが込められています。
会場の四日市市文化会館には、
初夏の花を使って生けたおよそ134の作品が並びました。
カキツバタやハナショウブ、シャクナゲなど
今が見頃の花を組み合わせて個性豊かに表現していました。
また、タペストリーやレリーフなど家庭でも飾りやすい作品や、
同じ花を使い、複数人でそれぞれ形を変えて表現をするといった試みも見られました。
華道家元池坊四日市支部 支部長の平松千鶴さんは、
「季節の花を見て、すがすがしい気持ちでなごんでいただければ」と話していました。