旧平田邸は、江戸時代末期から庄屋を務め、その後八郷村の村長を務めた平田家の建物です。
新緑が1年で最もきれいに色づく5月、主屋西側の書院と日本庭園が開放されています。
日本庭園は、1885年京都から庭師を招いて作った回遊式庭園で、
伊勢湾を表す池を中心に、京都から牛車で運んだ灯篭や
石畳も全国の有名な石を集め作られています。
池の前に建つ書院は、およそ140年前に建てられたもので、
天井や柱などに屋久杉や春日杉といった銘木が使われています。
また書院では、存在感のある新たな急須の流れを作った
陶芸家、宇佐美賢祐さんの作品が展示されています。
旧平田邸内の書院と日本庭園の無料開放は、今月18日 日曜日までです。